平成11年度全国理科センター研究協議会並びに研究発表会
地学部会(第37回)
期日 平成11年10月7日(木)・8日(金)
会場 公立学校共済組合 飯坂保養所「あづま荘」
主催 全国理科センター研究協議会
福島県教育センター
目的 全国理科教育センター研究協議会の加盟機関における地学教育の内容や指導法及び現職教育の在り方に関する研究発表協議を行い、研修事業の充実と関係職員の指導力の向上を図る。
●1日目 10月7日(木)
○開会式 9:00〜 9:30
○講演 9:30〜10:40
演題「これからの理科教育」
講師 文部省初等中等教育局中学校課・高等学校課教科調査官 三輪 洋次
先生
学習指導要領の改訂を受けて、改訂の背景・学習指導の評価と課題・理科改善の基本方針を話され、小学校、中学校、高等学校理科の改善点を解説していただいた。
小学校は「見通しを持って」、中学校は「目的意識を持って」、高等学校は「探求心を高め」というキーワードを加えたことが特筆されることで、今回の改訂はここが重要な部分である。また、小中学校の移行や削除についてのお話や、高等学校では観察実験、探求活動、課題研究、人間生活との関連の一層の重視を強調されていた。
新学習指導要領の目指すものとして、1.生きる力 2.基礎基本の徹底 3.選択 4.総合的な学習の時間について触れられ、中高一環教育は将来的に半分くらいに比重が上がることを言われ、大変驚いてしまった。
これからの教育課程についても言及され、次の改訂で地学はどうするのかという点について、文部省では普段はなかなか話すことができないことをお話ししていただき、地学教育に対する思いを伺うことができた。そのためには、センターを中心とした地学の県組織を作り、地学教育学会へ結集するような道をとりながら、地学教育を支えていく必要があるだろうという私見を伺った。
研究発表の中にも島根県松江教育センターから「高等学校における地学教育の現状と課題」の発表があったが、地学に対する履修希望者と教員のバックアップを今後ともセンターがになっていく必要性を感じた。
○聴取事項の集計結果報告 10:55〜11:00
○研究発表 11:00〜16:10
15本の口頭発表、2本の紙上発表があり、1発表13分であったため、たいへん忙しかった。全国のセンターの所員の発表を初めて耳にすることができ、とても刺激になり、意欲が膨らんできた。また、具体的な教材・指導方法や総合的な学習との連携を考えさせてくれる発表であった。
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| 宮城県教育研修センター 伊藤芳春先生の自作地震計 | 北海道立理科教育センター宮嶋衛次先生 北天星座早見傘 | 同じく 透明天球儀 | 簡易気圧計(気圧はかります花) |
○指導助言 16:10〜16:40
国立教育研究所科学教育研究センター長 下野 洋 先生

研究発表を初めから終わりまで聞いていただき、地学教育の課題として、大きく4つの項目をあげながら、研究発表とからめて指導助言をいただいた。
1.科学的素養の育成 2.問題解決の能力・科学的表現力の育成 3.自然の多面的、総合的な見方の育成 4.「総合的な学習」との連携
○情報交換会 18:00〜20:00
研究発表後には、お互いの研究や事業を通して情報交換が進み、今後の研修事業に参考になる考えを聞くことができた。
2日目は現地研修のため、次期開催県茨城県教育センターよりあいさつがあり、次期研究会への参加要請が行われた。
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