「川の環境学習」
理科テーマ別研修講座(総合1)所外研修実施要項
1 日 時
平成10年6月11日(木)9:20〜16:00(雨天実施)
2 場 所
日向川上流・相模川中流及び河口
(伊勢原市日向、厚木市岡田、茅ヶ崎市柳島)
3 目 的
川の上流・中流・下流域の観察を通して、理科の全領域から川 を調べ、環境教育・総合的な学習に役立てる。
4 日 程
9:20 小田急愛甲石田駅北口発
10:00 伊勢原市ふれあいの森(伊勢原市日向)
上流域の観察実習(1時間30分)(荒天時は平塚市博物館に変更)
12:20 厚木市立相川小(厚木市岡田5−10−1)
昼食・トイレ、窓から相模大堰(30分)
12:50 徒歩で河原へ 中流域の観察実習(1時間)
15:00 下水処理場(茅ヶ崎市柳島1900)
施設見学・トイレ 下流(河口の見学は下水処理場の屋上から)
16:20 平塚駅南口着解散。
17:00 愛甲石田駅北口着解散。
(荒天時は変更することがあります)
5 実施方法 全行程貸し切りバスにて移動
6 参 加 者 標記講座の参加者28名
長期研修員 5名
7 引 率 者 研修指導主事
松本幸久・山川宏・石井晃・中村賢・高橋正美・神崎洋一
8 その他 服装は野外実習に適したのもの、弁当、雨具、日除け、虫よけ
タオル、筆記具、ビニル袋、ルーペ、カメラ、双眼鏡等を持参。
【地形/地質】
<地図の見方、わかること>
*1/2万5千地形図(国土地理院発行)
*地形図から、白地図(ルートマップ)をつくる
現場でいろいろな情報を書き込んでいく。
*1/2万5千地形図での川に関する約束事と記号
・川幅が平水時で1.5m以上のものが、地形図上で0.1mmの青い 一本線で表される。
・しかし、川幅が充分でも、全長が図上で1cmに満たないものは省略 してもよい。ですから、地形図で水流が始まっているところが源流と は限らない、もう少し先にある。
・「理科年表」の川の長さも地形図で測ってあるので、実際はもう少し 長い。
・川幅が増して、2.5m以上になると、地形図上で0.1mmを越え るので、真の幅を縮小した太さで表す。
・川幅が7.5m以上になると、地形図上で0.3mmを越えて太くな り過ぎるので、両岸を0.1mmの青い線を2本使って、間に青い網 を入れる。
・堰の記号は、向きにあわせた横棒の上流部に、少しあけて波線。滝は 下流部に点2つ。
・川の護岸や水制などの記号で川の自然度がわかる。
<川の学習のポイント>できる範囲で
*地図や文献から現場を想像する
昔と今
空中写真
崖崩れ
河岸段丘(河成段丘)
扇状地
断層
まわりの山並み
川底の傾斜(横断曲線と縦断曲線)
*現場で検証、発見
方位を知る
今日の気象(空を見上げて)
景観のスケッチ(自然物、人工物)
川の自然度(まわり、流れ、土手、利用、鳥、植物、よごれ)
五感を使って
流れる音や流速
水の濁り
河原の気象
河原の石の形と大きさや並び方
河原の石の種類
河原の砂粒、模様
<川の特性>
*川の役割は、山を削って、平野をつくる(侵食、運搬、堆積)
*自然の河と人工の河(洪水対策)護岸工事、砂防ダム、直線化
*川の上流、中流、下流の違い
*イメージ通りでない日本の川
途中に山間盆地をいだく場合が多い
自然堤防や三角州のない川も多い
*1mを越えるような大きなレキは、土石流によって運ばれる
(水よりも密度の大きい土砂の流れ)
*海水がさかのぼる(河床が海面より低い)ポロロッカ・・アマゾン川 大海簫・・銭塘江
*河原の石は標本箱(流域の地質を反映している)
*岩石の名前は構成鉱物や元素・成因・組織で命名されているので、現場では特徴で分けておくだけで充分。(できれば、露頭を見たい)
【遊び方】
・川の中を歩く
・川で泳ぐ
・ボート、カヌー、いかだを浮かべる
・草船を流す
・石でダムを造る
・石を投げる
・ケルン、砂山をつくる
・ストーンハンティング
形、色、磨く、割る、オブジェ、色塗り
・凧上げ
・紙飛行機
*水遊びをする水深と流れの速さ(建設省土木研究所による)
幼 児:水深0.2m以下、流速0.3m/秒以下
小学生:水深0.6m以下、流速0.7m/秒以下
大 人:水深1m以下、流速1.5m/秒以下
*川での危険回避
『問題』
A
相模川水系の流域面積は1687km2(建設省見解)は、一級水系109のうち、全国で何番目の川でしょう?
ア、ベスト10以内 イ、真ん中くらい ウ、100番目以上
B 地図記号のVのマークは何を意味しているのでしょう?
ア、畑 イ、桑畑 ウ、果樹園
C相模川の川原で見つからない石はどれでしょう?
ア、丹沢山地の石 イ、富士山の石 ウ、箱根山の石
エ、小仏山地の石